言霊堂
プロローグ
言葉を紡いでいくことを生業としたある男の零れ落ちたもの
時に愛を語り 夢を語る 言葉は人を傷つけ 人を勇気づかせ 人をいたわり 人を笑わせる
喜びも悲しみも 怒りも楽しさも 読み手によって 自由に加工される
無機質な文字を 紡いでいくことによって 感情が生まれる
私の言葉には言霊がいる
19xx/xx/xx